VOLVO C40
EVカー いわゆる電気自動車
その考察(しばらく乗ってみて・・・)
車はこれ
ピュアエレクトリック・クロスオーバー C40
Rcharge Plus Single Motor
(シングルモーターなのでVOLVOお得意の後輪駆動)
長野県 車山にて
蓼科にて
EVなのでフロントボンネットを開けると物入れが存在
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C40について
VOLVO往年の後輪駆動特有の走りを継承している
小型車の前輪駆動(FF)全盛の中、後輪駆動(FR)の車の場合、前輪は転舵のみ、後輪は駆動のみを受け持つため、タイヤの仕事量を分散でき、理想的な操縦性やスタビリティを感じることができる
これはEVでも同じこと
ガソリン車のようなエンジン搭載が無く、車軸にモーターがあるため、重心位置はだいぶ異なる感じ
ちなみに、公称値で 0-100km/hの加速タイムは4.7秒 そう、そのへんのガソリン車ではあり得ない加速
首都高の、これもあり得ないような合流ラインで物凄く威力を発揮できる
気になったのは、ステアリングアシスト
常にセンターラインに寄っている 敢えての味付けというか設定なのだろうが、少し寄り過ぎ感がある
もう一つ、バック時の衝突回避は利きすぎだと思う(笑)
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乗り心地感
AUDIなどに比べ元々VOLVOは硬めの感覚 このC40も同じく
東京から蓼科まで180Km(途中充電休憩あり)で心持お尻の疲れを感じたかな(歳のせいか(汗/笑))
ただし、セッティングでオフロードドライブも選べるため、好みなのか
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ナビゲーションはGoogleと全て連動
スマートフォンのGoogleに慣れているとマップなどもそのままモニターに出る メーターパネルと連動しているため、直感的に直ぐ馴染めて深く考える必要はない 当然ながら手持ちのGoogle端末とは完全同期が可能
(電池残量がモニターパネルとメーターパネルで常に1%違うのが不思議・・・)
そして・・・・
このGoogleアプリ関係のサービス補償は5年間 心配なのはAndroidタブレット等にありがちなアップデート類の終了問題
EVカーに長期間(年)乗るかはバッテリーの劣化問題やその他で判断次第だが、それ以上にGoogleが車の暦に最後までついてくるかは疑問なところ・・・
そう、巨大なAndroidのタブレットに囲まれてる車って事
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充電
現在の日本の充電環境、チャージ速度が大まかに3種類
・普通充電
・低速充電(中速)
・DC急速充電 (Quick)
ここは三菱さんのディーラーで普通充電・低速充電・DC急速充電 (Quick)全て完備
ここで問題になるのが、電池の劣化と充電速度の関係
電池知識がある人なら理解は難儀なくって思うが、携帯電話とEVカーの電池(バッテリー)は規模こそ違うものの、扱いはほぼ同じ
そのため、どうしても使いたくなるDC急速充電(Quick)が最も電池を痛めつける
一番労わるのは普通充電
そして充電時間の差とかかるコスト(電気代)の差
充電電池は気温も大きく影響する
想像域ながら、常にQuickの場合と常に普通充電の場合で電池劣化は倍ぐらい違うはず
VOLVO C40の場合、バッテリー保証が8年間又は16万km
なので8年までは安心だと考えるものの、その間に劣化は進む(電費が悪くなる)と考えるため何とも感が・・・
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電気代
一年ほど前の例で、VOLVOのEVブランド「ポールスター」が手がける「ポールスター2」の場合、家庭で充電すると1マイル(約1.6km)当たり13.2ペンス(約22円)だが、急速充電器を使うと1マイル(約1.6km)当たり23.5ペンス(約38円)になるらしい
一見とても安そうに見えるが、今日本でDC急速充電 (Quick)が5分充電で平均250円程度 Quickの一回最大の30分だと1,500円
充電器にもよるが、VOLVO C40の実体感としてDC急速充電 (Quick)30分でだいたい25%の充電
DC急速充電 (Quick)では電池保護の為、85%が推奨なので、ここまで充電すると5,000円程度
外車でハイオクガソリンの3リッター車あたりのガソリンコストに比べれば安いのかな?と思うものの、VOLVO C40の実働航続距離は約400km
考えると意外と電気代は安くない (最近の国産ハイブリッド車と比べたら更に高い)
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次(もしかすると最大?)の問題が充電設備のいわゆるインフラ
参考までに一般家庭のそれも戸建て家庭でEVの充電コンセント(ポート)を単純な200Vで付ける場合のコストは、数万円で可能。
コンセントポートの形状が違うだけで200Vのエアコンコンセントと考えればわかりやすい
(速度は普通充電だが・・)
更に更にの参考までに、ほとんどのEVカーは100Vでも充電は可能 ただし充電時間は途方もなく長いのと推奨はされていない
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都市部の街中公共的な駐車場では、ここ数年充電設備をよく見かける
ちょっとした本当の意味のQuickチャージがそこそこ気軽にできる
(何も考えずに充電場所を求めた場合、主なカーディーラーや星のあるホテルへ向かうと大概はOK)
ただし、これは都市部でのお話しで郊外や地方は論外
地方でもカーディーラーの大きなお店はOKだが、それなりのホテルでも意外と設備が無い
当たり前ながら市中で探しても見つかりにくいのと数が圧倒的に少ない
設備があっても酷いのはその管理状態
東京では考えられないが、あっても稼働していない
たとえば・・・
拠点名 車山高原 ビジターセンター
住所 長野県茅野市北山3413
一応、山の上でもあり残量も心持なかったので、「車山高原 ビジターセンター」に電話で確認すると、「稼働しています」と回答
なので安心して向かったところ、動いていない
バカヤローって叫びたいところを我慢して仕方なく麓のカーディラーへ
山からの下りなので、回生ブレーキもあり、電池は2%回復チャージで到着時14%
ガソリン車で言うところのエンプティ
麓のカーディーラーさんはコーヒーまで出していただきました
次に苦言したい場所が、同じく長野の白樺湖
拠点名 白樺湖温泉 すずらんの湯
運営会社 茅野市
住所 長野県茅野市北山白樺湖3419−84
電話番号 0266-68-3424
ここは茅野市が運営管理者
問題なのは充電器のモニタープレートが紫外線劣化か湿度劣化かで真っ白になっており、表示が全く見られない
他の設備の感覚で何とか動かして充電開始したもののとても疲れた
この状態で充電中 論外!!
管理なんてしていないって事
管理者が茅野市だって事もあり、設備には利用者アンケートのQR
(この状態の設備にアンケートって本末転倒では・・・ アンケート求める前に設備を直せ!!)
早速アクセスして管理者問題をうるさく書いて送信
蓼科東急リゾート内の充電設備
ここは歴史ある蓼科東急ホテルや蓼科東急ハーヴェストがあるエリア
ホテルやハーヴェストには充電設備が一切なく、唯一あるのは蓼科東急ゴルフコース
以下がここのスペック 設備は普通なので最も遅いタイプ
拠点名 蓼科東急ゴルフコース
住所 長野県茅野市北山鹿山4026-2
電話番号 0266-69-3121
施設カテゴリ レジャー・スポーツ施設
営業時間
月曜:09:00 - 17:00
火曜:09:00 - 17:00
水曜:09:00 - 17:00
木曜:09:00 - 17:00
金曜:09:00 - 17:00
土曜:09:00 - 17:00
日曜:09:00 - 17:00
祝日:09:00 - 17:00
定休日 不定休
備考 【利用案内】フロントにて申込み下さい
【充電料金】1回/920円 (税込)
関連サイト https://www.tokyu-golf-resort.com/tateshina/
充電器情報
充電タイプ 200V(普通)
充電器数 2
出力 4kW (最大電流値: 20 A )
種別 ポール型ケーブル付き
充電課金 有料
駐車料金 無料
ここの問題点は普通充電で遅いにも関わらず、17時で終了って事
夜のうちに満充電なんてことは不可も不可
ゴルフコースなので、たぶんラウンド中に充電って事と単に設置が古いという理由なのか?
ゴルフに関係ないリゾート(ホテル)利用者はこの充電中にやる事が無い
エリアの巡回バスも立ち寄りが無く、ホテルまで歩くには山道を長距離散歩(というかハイキング)
この事をホテルに告げるとホテルスタッフで送迎をしてくれるとの事 (一般サービスではなく特例なので悪しからずご理解のほど・・)
要はEVカーの運用根本を理解していない設置方法なのだ
(東急さん なんとかしてください)
使いやすく充電も最高に早かったのは、中央道の双葉SA
CHAdeMO急速 90kW / 6 台
充電のタイミングではエラーになる事もある様子
急速 90kWなので速度は十分
使える充電設備かな
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総括的には
これから乗り続けて行くことを考えた場合、地方へ行く場合は予め十分に充電設備の場所とそのスペックを把握する必要がある
併せてEVカー電池性能の更なる向上が求められる
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番外
冬に向かって・・・・
EVカーの大敵は冬だと考える
それは家の電気代を考えると答えは簡単で、エアコン等の転記暖房に頼っている生活はこの暖房費が電気代跳ね上げの原因
EVカーも全く同じで夏場の冷房より冬場の暖房が電気を喰う
工夫次第だが真冬の極寒時に始動時から暖房を使うと春や秋とは比べ物にならない電池消耗になる
山のスキー場に行くときなどは暖房電力負荷/登坂付加で電池消耗は計り知れないはず
うーーーん
更に・・・・・
殆どのEVカーではラジオのAM受信ができない仕様 (そもそもチューナーが無い)
聞くためには最近導入されているワイドFMを利用する ただし高速道の交通情報AM1620Mhzは聞けない
(ワイドFM(FM 補完放送)とは、AM 放送局の放送エリアにおいて、難聴対策や災害対策のために、新たにFM 放送用として使用可能とした周波数(90.0〜94.9MHz)を加えたFM 放送用の周波数(76.1〜94.9MHz)によりAM 放送の放送番組を放送するもの )
ポイントはEVカーからAMチューナーが何故に消えたかって事 電磁波なのだ
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ここまで書くと理解の人もいると思うが、電磁波は微弱であってもAM波に干渉する (ガソリン車やディーゼル車も電磁波はあるがAMラジオは使えるレベル)
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要は雑音
後付けドライブレコーダーの一部でAM雑音が発生するのは原因は一緒
EVやHVの電動モーター駆動装置から発せられる電磁波 EVやHVの駆動は、バッテリーからの直流電流をモーターで使用する交流電流に変換するとともに電流と電圧をコントロール ここで使われているのがインバーターで、システム上どうしても電磁波の発生が避けられない
シールド(遮断)すれよいわけだが、けっこうな費用がかかり、車両価格に影響
なので昨今使われている「ワイドFM」で代用というわけ
(ワイドFMはAM局名が探しずらい・・・)
これらはAMラジオの話だが、この電磁波、人体への影響は??
議論や研究はされているものの賛否がある
持論だけど乳幼児など少なからずや影響ありと考える
そして「電磁過敏症」という言葉がある しかし科学的根拠がないとされている
それはね 深く掘り下げた研究があまりないだけの事では?